詩人:怜士 | [投票][編集] |
周りを見て手を挙げたよ
誰も要らない僕になりたくなかったから
箪笥の中から出してもらって
人の中に入ってみたかったんだ
笑うとこ
怒るとこ
頑張って覚えたよ
忘れたら僕はやっぱり箪笥のゴミで
誰も要らない塵に戻ってしまったね
僕の中には愛はないよ
覚えたてのキライって言葉が
頭ん中回って離れない
止まらない涙を袖にくっつけながら、
嫌われないように笑っていたよ
こんなもん要らねえ
なんて言わないでほしい
僕を刺すために包丁を磨がないで
その音で夜中目が覚めるよ
起きた自分を殺したい
まだ生きるつもりなのか
気付かず眠っていれば死ねたのに
たぶん顔は笑ってる
貴方に嫌われたくないからね
誰も要らない僕にはなりたくないからね
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誰かそばにいて
もうすぐ雪になるから
お願い誰かそばにいて
きっと寒くて泣いてしまうから
そばにいて
誰かそばにいて
夜ひとりにしないで
とても怖くて泣いてしまうから
誰かそばにいて
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もっと傷付けて
血が見たい
愛しい痛い
深く切りつけて
真っ赤に流れる貴方の
大好きな…
もうどこにも行かないよ
二度と何も言わないよ
おとなしくしてるから
そばにいたいから
殺してほしい
壊していいよ
その手で
僕を殺してほしい
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骨の隙間に逃げ込んだ傷口が暴れて痛い痛い痛い痛い痛痛痛動くな動くほどけない神経かなんかそのへんの大事そうに見せ欠けてたいした意味はないだろ千切れて離れたバイバイさようなら愛遺体血みドロ汚い顔痣だらけの汚い腕もう要らない腐れ窓から投げ捨てた希望?希望悪戯けはもうやめておくれ食べられないよそんなもん吐気がするよこんな臭い燃やしてしまいたいね君の僕の両腕溶けてるよ真っ赤真っ赤真赤い赤いゲロダラダラ愛してるよいと愛しい可愛い愛愛遠いお空の僕の花嫁殴らないで殴らないでいいこいいこいいこ飛びたいね真っ青な青青青い空と海の底にそこに殺された汚い僕のちいさい死体が腐れ窓から投げ捨てた希望?希望離れたバイバイさよーなら愛遺体血みドロ汚い顔痣だらけの汚い腕もう要らない腐れ窓から投げ捨てた希望?希望離れたバイバイさようなら愛遺体血みドロ汚い顔痣だらけの汚い腕もう要らない腐れ骨の隙間に逃げ込んだ、傷口、暴れて、痛い、動くほど。
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そこから出ていけばお前も他人
伝って、垂れる
大好きな暖かい赤い
蟻
どっかいってくれ
戻ってくんな
止まらないで
死ぬまで流れ続けて
忘れておくれ
怖くない…
怖くない…
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人の手が怖い
あなたの手でも
ただ触れようとしてくれただけなのはわかってるのに
払い除けた理由も言えない
なんなのか説明もつかない
その優しい手が刺さる気がして、
怖いよ
触らないでくれ
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泣き叫ぶ貴方は僕の丁度頭の上あたりを
いつも睨みながら怖い言葉を吐き続ける
声を出す
泣く
笑う
動く
と殴られるから僕はとてもいい子になりました
貴方が出掛けてもその声と血は止まらないから
大嫌い
大好きだから
貴方に触れたい
二度と触れたくない
僕か貴方が
死体にならないと
ママ
貴方とは居られなかったの?
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冷めたガラス越しに綺麗な外
喉に引っ掛かった魂が重たい
いつのまにか空は白くなりまた黒くなる
深い眠りから覚めることのできない 死体
髪に絡まる冷たい指
あなたを愛してるから
この体は燃やしたい