詩人:怜士 | [投票][編集] |
じわりじわり
頭の上から
胸の辺りから
どうしようもなくなってゆく
焦り…
圧迫感…
重たい下がった頭が
あがらない
床が…
歪んで沈んで上がって
沈んで…歪んでる
呼吸が苦しい
握ったままの電話
ボタンから入り込む
僕の血…
見えますか
止まるとムカつくから
また切る
怖くて笑いながら右手は掻きむしる
もらすと格好悪いから
トイレはさっきしておいた
ママが助けに来てくれたら
僕を見付けられるようにいつも風呂場にいる
ドアの鍵も開けておかなくちゃ
大丈夫
いつも通り
こんなのちょっとした遊びと同じ
もし誰もこなかったら…
そんな僕に価値ないから
後悔なんかしない…
不安……
自信ない……
だから電話握ったまま
白いチカチカする…
ママ
あきらめ たほう がいい?