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樂也の部屋


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詩人:樂也 [投票][編集]

白い朝もやの空は くすんでてよくみえない
起きだした鳥たちの声も くもってきこえる
僕たちはまだ眠いんだ


目を閉じたまま 意識して空気を吸いこむ
一晩かけて澄まされた霊気が肺に満ちてる
どこかの野焚きのにおいもかすかにまじる

昨日の旅の疲れも癒えぬままの見張り番の仲間が咳払いする

五時半の朝焼けが もやを貫く
みんなで手を合わせ 祈りと感謝と今をかみしめる 世界ありがとう


ああ 宇宙を敬うということは
この旅を敬い 僕たちを敬うということ
僕たちは まぎれもなく宇宙だから


この旅は 世界を救う旅じゃない
それよりずっとすごいこと

「たとえ世界が滅びても」はよくきくセリフ
だから今だれかと何かをわかちあってること
世界を共有してることは
ものすごくすごいこと


世界はほろびない

今日もこの旅をつづける

2010/05/10 (Mon)

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