笑顔で好きと言った

焦りや不安なんて
必要ないから

いくら悩んでも
届かない想いは

笑顔で見送る位が
ちょうどいい

言葉に出来ない想いは

そばにいるだけで
知られないようにと
願うけど

君に向ける笑顔の数が

好きと悲しみの天秤を揺らす
一つの錘なのでしょう

いつのまにか
あなたを逃げ道にしてしまい
素直になれたのに
理解されたいと
願えば願うほど
意地をはってしまう
あなたの前でも
素直になれないなら
すでに逃げ道ではなく
周りと同じ
ただの一つの顔に
変わりました
せめてあなたの前では
素直な笑顔でいたかった
理解されたいと
願った時点で終わりだった

急に世界に色が

なくなった気がしたの

それほどにまで
大きかったものが
一瞬にして崩れ去る

だけどだからこそ

大切なものがより
色鮮やかに
見える事が出来たんだ

本気で助けたいと思った時

悲鳴をあげてるのは

あたしの心だった

人は形あるものや

目に見えるものしか

見ようとしないから

心で叫ぶあたし達は

目に見える叫びを

作り出すのですね

そしてそれからも

目を背けられ

だんだん少しずつ

蝕まれていくんですね

どこまでが真実で
どこからが嘘で
その笑顔にいつも
怯えていた

鏡を見たら
同じ様な笑顔
向けてる私がいた

きっと君と私
似ていたんだ
真実見えぬまま
嘘をついた

昔ならきっと
言えてた言葉も

心に秘めたまま
嘘ついた

だからその笑顔が
怖かった

貴方が最後の
言葉を言ったとき

上の空のあたしを
装ったのは
誰のだめだったかな

泣いて叫ぶほど
子供になれないって
心で決めてたけど

意地をはって
幸せを掴めないのは
子供以上に幼いかな

素直になれない
大人の方が
幼稚なのかもね

今のあたしの周りの人

きっと前世で
何か繋がりがあった人

だからあたしは
来世でより繋がれる様

あなたと深くなりたい

君と深くなりたい

絶対出逢えるように

安っぽい嘘の言葉じゃなく

ただ真実がほしかった

そんな言葉で繋がる

安い関係なんて

欲しくなかった

時計の針を見ながら

このまま溶けてしまいたい

そう願う僕は

何かを待っているだけで

すれ違うなかで

立つ位置が変わったんだと

本音を言わないまま

両手で顔を覆った

いくつ仮面をつければ

ほんとの僕に近付くかな