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重夏の部屋  〜 投稿順表示 〜


[471] 今持つモノ。
詩人:重夏 [投票][編集]

すべてを手放せるほどの

勇気など きっと

まだ なくて

2006/05/01 (Mon)

[472] ”カタチ”。
詩人:重夏 [投票][編集]

口に出して

言ってしまえば


鮮明になる

舞いはじめる


ひらひら、と



想いが”カタチ”になる

すべてが

”カタチ”になってしまう



だから

言えない

だから

・・・言わないよ

2006/05/03 (Wed)

[473] なんてことないふうには。
詩人:重夏 [投票][編集]

哀しさや痛みを

この胸に

抱しめてしまった瞬間から



なんてことないふうには

生きられなんだって


初めて気付くのかもしれない

2006/05/03 (Wed)

[481] 手のひらを。
詩人:重夏 [投票][編集]

強く 強く握り締める


もう 放さないよ

もう 離せないよ


だから 

だから 傍に居て?

2006/05/05 (Fri)

[485] 緑の中での目覚め。
詩人:重夏 [投票][編集]

水面で踊る風の声


水辺で戯れる木々の囁き


ベールのような木漏れ日の中


手招き誘うは焼きたてパンの


甘くて香ばしい薫り

2006/05/06 (Sat)

[491] 雨の日の時間。
詩人:重夏 [投票][編集]

雨の気配

雨の匂い


まだ少し肌寒い微風が

肌を滑り 前髪を梳てゆく


雨の飛沫をうけ

騒めき揺れる

雄々しい緑の葉


霞み掛った視界

指先に触れる 穏やかな時間


静かな空気を震わせる

しとしと

降り続ける雨の糸


雨音に耳を傾けながら

心地よさに背を預ける


束の間のひととき


響き渡る 雨の音色

ゆたゆた漂う 雨の匂い



雨の日の時間

雨の日の薫り

2006/05/07 (Sun)

[495] いつの日か 描きたいな。
詩人:重夏 [投票][編集]

風について 詠いたいというのに



上手く言葉を紡げない




星について 詠いたいというのに


空についても 詠いたいというのに



言葉が見つからない




言葉が見えない



そのことを

とても とても

もどかしく感じる


今日この頃

2006/05/09 (Tue)

[496] まだ はやいんじゃない。
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重さが定かでないような


そんな感情に 想いに



名前を

付けようとするだなんて

2006/05/10 (Wed)

[497] 夜空というキャンバスに。
詩人:重夏 [投票][編集]

月のガラス玉 転がして


星のこんぺいとうを 散りばめる


吐息は小さな 雲となり




今日という日の 夜空の完成

2006/05/11 (Thu)

[498] Timeless memory。
詩人:重夏 [投票][編集]

時の流れを

全身で感じようとも




恐ろしいほどの変化が

この身に降り注ごうとも




この時間さえ溶けて

消えてゆくのだとしても






記憶だけは永遠に




記憶だけでも 


永遠に



2006/05/14 (Sun)
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