詩人:重夏 | [投票][編集] |
この声 泡となって
この歌 泡となって
水面で弾けては
消えてゆくだけ
誰にも届かずに
呼吸することもなく
ひっそりと
その声は まるで泡沫
その歌は まるで泡沫
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何年後
何百年後
何千年後...
めぐり 廻る時間(とき)の中
僕は きっと ずっと
君の姿を
追いかけ続けていることでしょう
幾千の時 経ても 再び
君の手を握り締めてみせましょう
君のもとに
辿り着いてみせましょう
そう 君は 僕の
唯一の”ひと”だから
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『海』
君への”想い”
今日こそ 手放すよ
降りそそぐ 陽射しは
あまりに 優しいベールのよう
潮風 ふわり、と
僕の涙を連れさって
溢れ出した 碧の薫りが
少し弱っている 僕の背中を
強く押してくれたような気がした
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たくさんの
”言葉”を知りたくて
たくさんの
"言葉"に触れたくて
たくさんの
”景色”を観たくて
たくさんの
"景色"を映し取りたい
そうして
得られるもの
余すことなく 拾い集め
それらを
組み立てては 崩してみたりを
繰り返しながら
何かを
紡いでゆきたいと
ただ純粋に 想う
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唇が紡ぎだす 幻想
指先が奏でる 旋律
すべては色を持って
溢れ出しているんだ
いつ何時も
そう
君から
あなたから
それは
きっと
何よりも
"美しい"モノではないかと 想う