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重夏の部屋  〜 投稿順表示 〜


[632] こえ。
詩人:重夏 [投票][編集]

届かない声なら


響かない声なら


もう

まとめて海に投げ捨てて

2006/08/11 (Fri)

[637] ありのまま。
詩人:重夏 [投票][編集]

”大丈夫”、と


強がるばかりじゃなくてね


素直に弱音を零せる自分も


時に”必要”で



”大切”で

2006/08/11 (Fri)

[638] 大切なモノ。
詩人:重夏 [投票][編集]

歩んで来た距離よりも

  見渡して来た景色ではないか、と



交わして来た言葉よりも

  心に触れられた回数ではない、と

2006/08/12 (Sat)

[641] ものさし。
詩人:重夏 [投票][編集]

重い 軽い 丁度いい


それらは 自分のものさしで

”はかる”モノ


だから

押し付けられて
いいモノじゃないし

押し付けて
いいモノでもない


2006/08/15 (Tue)

[642] 一瞬間。
詩人:重夏 [投票][編集]

きっとね 2度と

同じ温度の景色に


出逢うことは
 出来ないから

触れることは
 出来ないから



心に刻んでおきたいの

 この一瞬 一瞬さえも

2006/08/17 (Thu)

[646] 無題。
詩人:重夏 [投票][編集]

痛みなんて ほんの

一瞬のモノなのにね



蘇る記憶があまりに

鮮烈過ぎるモノだから



涙が止まらなくなる




2006/08/23 (Wed)

[647] さよならが終わるとき。
詩人:重夏 [投票][編集]

このまま
夢の夢に墜ちてゆきたい
もう君を
探し出したりなんてしないよう

走り出したがるこの足を
誰か 繋ぎとめておいて


月の声なんて聞きたくない
いつだって 君の声だけを
聞いていたかった


涙なんて捨てた
涙なんて無い


夜明けはまだきっと
遥か遠いところ
明日なんて要らないから
ただ君に会いたいよ



いっそこのまま
夢の夢で目覚めたい
もう君を
探し出したりなんてしないよう

我武者羅すぎるこの腕を
誰か 繋ぎ止めておいて


風の声なんて聞きたくない
いつだって 君の声だけを
聞いていたかった


言葉なんて忘れた
言葉なんて無い


夜明けはまだきっと
遥か遠いところ
明日なんて要らないから


ただ君に会いたかった

2006/08/25 (Fri)

[648] ほどかない涙。
詩人:重夏 [投票][編集]

色彩を 失くした 指先で
何を 描けば いいの

貴方を 失くした 心には
何を 置けば いいの



灰色の 曇り空のもと
心が痛んで
呼吸が 見つからない

蒼が 恋しいと 想った
貴方が 恋しいと 想った



想い出だけを 抱締めて
何処へ ゆけばいいの

僕は一人
何処へ ゆけばいいの



風の無い 夜でさえ
心が痛んで
呼吸が 見つからない

音が 恋しいと 想った
貴方が 恋しいと 想った



傍らに
貴方の 呼吸が 無いような
そんな 朝なら もう

僕は 欲しくない




2007/06/06 (Wed)

[649] 白い夜 君の声。
詩人:重夏 [投票][編集]

オルゴールの音色さえ
雑音にしか聞こえない

こんな僕に
耳が痛むほどの
静寂をください


君の存在が
僕を生かしていた
君の言葉で
僕は呼吸をしていたんだね

失くしてから
気付くだなんて

いつの日か僕は
僕の名前さえも
忘れてしまう気がするよ



優しすぎる白い雪さえ
涙誘うモノでしかない

こんな僕に
耳が痛むほどの
静寂をください


君の存在が
僕を生かしていた
君の言葉で
僕は呼吸をしていたんだね

失くしてから
気付くだなんて

いつの日にか僕は
僕の名前さえも忘れてしまう
気がしてならないよ


だから


もしも叶うなら
僕の名前を呼んで

もう一度だけ


“君の声を僕にください”

2006/08/28 (Mon)

[650] 月の底。
詩人:重夏 [投票][編集]

鮮やかすぎて
痛み 伴ってしまうような

そんな“想い”なら 

もう 
涙で薄めてしまいたい



それでも 
 心 描いてしまうのは


水彩画のように
    透き通った 
  

”一枚の想い画”



淡く滲む色彩の向こう


貴方とのすべてを
 
  沈めて置ければよかった


沈めて置けたなら 

  −よかったのにね...





2006/09/01 (Fri)
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