重夏の部屋
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[846] この涙。
どうか
貴方の掌で
零れる前に
受け止めて
2007/07/27 (Fri)
[847] 紙一重。
紙切れよりも
薄い言の葉
破片のように
鋭い言の葉
泣きたくなるほどに
優しい言の葉
どれも
あなたの想い
”ココロ”次第
2007/07/28 (Sat)
[849] 花火夜。
その一瞬 一瞬に観た
美しさも
その刹那の 輝きに観た
儚さも
人の心に 焼き付くには
十分なモノ
2007/08/02 (Thu)
[850] 染。
もう ”白”には 戻れない
君の 色だけが こんなにも
恋しくて 仕方がない
2007/08/27 (Mon)
[851] 心。
優しさよりも 哀しさで
甘さよりも 切なさで
どうか 塗り潰してください
2007/08/28 (Tue)
[853] 明日の自分。
この手のひらが 掴もうとする
明日は いまだ こんなにも
不安定で 仕方ないモノだけれど
それでも 今日 流した涙が
明日に繋がり 昨日の自分より
ほんの少しだけでも
強くなれていたなら "いいな" なんて
2007/10/09 (Tue)
[854] 容易なものでは ない故に。
行き先は 僕ら みんな
わかっているんだよ きっと
だけど
"行き方"が "生き方"が
分からないんだ どうしても
2007/10/09 (Tue)
[856] 僕という存在ごと。
貴方への 想いは 哀しみを 纏い
小さな 小さな 僕の 叫び声さえ
風音が 掻き消してゆくんだもの
それなら もう いっそのこと
足跡ごと 消してください
2007/10/09 (Tue)
[857] 後悔。
手にしたモノ すべてを
零さず 歩き続けてゆくことは
きっと
何よりも 難しいことだって
分かっているよ
分かっていた はずなのにね
2007/11/21 (Wed)
[858] 無題。
目にしたモノ すべてを
素直に 受け止められるほど
強くは まだ なれないけれど
目だけは 反らしたくないものだね
2007/11/21 (Wed)
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