詩人:重夏 | [投票][編集] |
こんな壊れた声だもの
想いを伝えることさえ
出来ないのだろう、と
気付いてる
気付いてる...
だけれど
痛みを置いてくことの
出来る場所なんて
僕は知らないから
君を結ぶ 君に結ぶ
想いはいつだって
ココロをすり抜けては
掌から零れてゆくばかり
こんな汚れた僕だもの
本当は想うことさえ
許されないのだろう、と
分かってる
分かってる...
だけれど
痛みだけを切り離し
さよならする方法を
僕はまだ知らないから
君を描く 君に描く
想いはいつだって
ココロをすり抜けては
掌から零れてゆくばかり
それでも
一瞬は永遠だと信じて
一瞬は永遠だと願って
今日も天を仰ぎ
堪える”TEARS”
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痛みに
耐えられるほど
強くなどないのに
貴方を
忘れられるほど
簡単に
出来てもいなかった
そんな”ココロ”は 今
時々泣き出し
たくなるような
そんな”想い”を
抱えながら歩いてる
道端で揺れる
小さな花と ともに
滲む記憶が揺れるたび
ふいに溢れ出す
”想い”も”涙”も
蒼い風が連れ去って
くれたならいいのに、なんて
繰り返し
思いながら
願いながら...
刻まれた
貴方の言葉を
消すことなんて
出来なくて
貴方に手渡した
言葉の欠片さえも
忘れることは
出来ないのだと気づいてる
こんな僕だけど
時々泣き出し
たくなるような
そんな”想い”を
抱えながら
貴方の居ない
この道を
今はひとり
... 歩いてる
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鮮やかすぎて
痛み 伴ってしまうような
そんな“想い”なら
もう
涙で薄めてしまいたい
それでも
心 描いてしまうのは
水彩画のように
透き通った
”一枚の想い画”
淡く滲む色彩の向こう
貴方とのすべてを
沈めて置ければよかった
沈めて置けたなら
−よかったのにね...
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オルゴールの音色さえ
雑音にしか聞こえない
こんな僕に
耳が痛むほどの
静寂をください
君の存在が
僕を生かしていた
君の言葉で
僕は呼吸をしていたんだね
失くしてから
気付くだなんて
いつの日か僕は
僕の名前さえも
忘れてしまう気がするよ
優しすぎる白い雪さえ
涙誘うモノでしかない
こんな僕に
耳が痛むほどの
静寂をください
君の存在が
僕を生かしていた
君の言葉で
僕は呼吸をしていたんだね
失くしてから
気付くだなんて
いつの日にか僕は
僕の名前さえも忘れてしまう
気がしてならないよ
だから
もしも叶うなら
僕の名前を呼んで
もう一度だけ
“君の声を僕にください”
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色彩を 失くした 指先で
何を 描けば いいの
貴方を 失くした 心には
何を 置けば いいの
灰色の 曇り空のもと
心が痛んで
呼吸が 見つからない
蒼が 恋しいと 想った
貴方が 恋しいと 想った
想い出だけを 抱締めて
何処へ ゆけばいいの
僕は一人
何処へ ゆけばいいの
風の無い 夜でさえ
心が痛んで
呼吸が 見つからない
音が 恋しいと 想った
貴方が 恋しいと 想った
傍らに
貴方の 呼吸が 無いような
そんな 朝なら もう
僕は 欲しくない
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このまま
夢の夢に墜ちてゆきたい
もう君を
探し出したりなんてしないよう
走り出したがるこの足を
誰か 繋ぎとめておいて
月の声なんて聞きたくない
いつだって 君の声だけを
聞いていたかった
涙なんて捨てた
涙なんて無い
夜明けはまだきっと
遥か遠いところ
明日なんて要らないから
ただ君に会いたいよ
いっそこのまま
夢の夢で目覚めたい
もう君を
探し出したりなんてしないよう
我武者羅すぎるこの腕を
誰か 繋ぎ止めておいて
風の声なんて聞きたくない
いつだって 君の声だけを
聞いていたかった
言葉なんて忘れた
言葉なんて無い
夜明けはまだきっと
遥か遠いところ
明日なんて要らないから
ただ君に会いたかった