重夏の部屋
〜 新着順表示 〜
[540] 帰り道。
そうして また
音のない世界に舞い戻る
そうして 僕はまた
色のない世界に この身を翻すんだ
君と別れた 帰り道
いつも
そんな感じだよ
2006/06/04 (Sun)
[539] 時間の流れ 君の背中。
息を切らしながらも
流れる時間を
必死に追いかけている
それは君の背中を
追いかけていた時にも
似ていて
そして君の背中に
届けなかった時にも
似ていて...
2006/06/03 (Sat)
[538] 琥珀色の路。
もう 戻れない
もう 帰れない
あの 場所には
あの 頃には
あの人の
もとには
2006/06/01 (Thu)
[537] コトバ=花のよう。
言葉はまるで 花のようだ
咲かせることも
枯らせることも
あなた次第
あなたの注ぐ”想い”次第
2006/05/31 (Wed)
[536] いつだって 何事に対しても。
迷うことばかり
迷ってばかりいる
ありのままを
受け止めることほど
難しいものは ないのかもしれない
2006/05/30 (Tue)
[534] この場所から あの頃を。
振り返る事は 出来ても
戻る事だけは 出来なくて
だから
淡く滲む貴方の残像に
手をかざす事しか
この場所からは 出来なくて
2006/05/29 (Mon)
[533] この物語 涙の行方。
枯れない涙など
ないと思うのに
思いたいのに
貴方を想えば
際限なく溢れて来てしまうのです
2006/05/28 (Sun)
[532] 雨の日の憂鬱。
色とりどりの傘が溢れる町の中
地面にはたくさんの 水たまり
耳に届くは
傘にあたる 雨の音だけ
花びらを伝い落ちる雨
葉の上をすべる雫が
ぱたりっ ぽとりっ
風はぬるく 湿り
何処となしか重い
気づけば 傘からはみ出した
学生かばんが ぬれていた
あぁ もう
これだから
雨の日は・・・
2006/05/28 (Sun)
[531] 道。
落としてきたモノを
拾い集めるため
歩いて来た
この道を 一度
引き返してみるのも
よいかもしれない
2006/05/27 (Sat)
[529] 涙。
泣きたいのに
泣けなかった夜
泣けたのに
泣かなかった夜
2006/05/25 (Thu)
-
詩人の部屋 -