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重夏の部屋


[527] 蒼の空白。
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そっと 小さな 

その片鱗に触れたなら



溢れてくる


零れだす


声には ならない

胸のうちのすべてが



止め処なく 溢れては


零れてゆく



止まらない

止められない



蒼の空白に湧き出した


透明な想水

2006/05/25 (Thu)

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