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重夏の部屋


[532] 雨の日の憂鬱。
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色とりどりの傘が溢れる町の中

地面にはたくさんの 水たまり



耳に届くは

傘にあたる 雨の音だけ



花びらを伝い落ちる雨

葉の上をすべる雫が 


ぱたりっ ぽとりっ



風はぬるく 湿り

何処となしか重い



気づけば 傘からはみ出した

学生かばんが ぬれていた



あぁ もう


これだから

雨の日は・・・

2006/05/28 (Sun)

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