ホーム > 詩人の部屋 > 重夏の部屋 > 無題。

重夏の部屋


[764] 無題。
詩人:重夏 [投票][得票][編集]

空を近くに
感じたくて

少し背伸びを
してみたり


僕の小さな
願いごとを

言の葉に乗せ
風に浮べてみたり


意味があるようで
無いような

そんな些細なこと


だけどね僕は
僕という存在を

宙に放って
みたかったの


たとえ 掌が

空を掴むだけに
終わったとしても


僕という存在を

宙に放って
しまいたかったの

2007/01/19 (Fri)

前頁] [重夏の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -