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重夏の部屋


[768] 雪月花。
詩人:重夏 [投票][得票][編集]

はらり、と 零れた 想いを
ひらり、と 舞う花弁に 重ね

そっと そっと 静かに
心に落ちる 雪の音に 涙する


移ろいゆく 日々に 触れるたび
この白い 季節を 重ねるたび

僕は 何度こうして
君のことを 想い出すのでしょう



きらり、と 溢れた 想いを
さらり、と 吹く風に一片乗せ

そっと そっと 静かに
心を照らす 月の光に 涙する


移ろいゆく 時間を 眺めるたび
この白い 季節に 出逢うたび

僕は きっと 

ずっと こうして
君のことを 想い出すのでしょう



忘れることなど 無い
君と 二人見た “白”に

今は ただ一人 ...
頬を 濡らす


2007/06/07 (Thu)

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