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重夏の部屋


[789] 散桜。
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君がいない 君といない
現実がほら
色もなく 音もなく
壊れてゆく


君がいた 君といた
記憶をなぞれば
声もなく 果てもなく
泣き崩れてしまうよ


君がいない 君といない
時間の中で
大丈夫 大丈夫と
何度も言い聴かせ


君がいた 君といた
あの時のまま
僕はまだ この場所から
歩き出せずにいるよ


2007/03/02 (Fri)

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