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重夏の部屋


[981] 色彩を失した二人。
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答えはもう
見えているのだろう

だけれど
私達 気付きたくなくて
解らない振りをする

目を背けて触れ合って

だけど
心には触れ合えない

何度も重ねた言葉すら
今では輝きを失って

零れ落ちて行ってるものにさえ
もう 気付けない

上塗りにしていく 現実

灰色の笑顔


きっと もう 戻れない
あの頃の二人には

色彩を失した二人には
もう何も 描けない


2011/11/27 (Sun)

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