声もなく 泣いた日々それでも 貴方が愛しくて仕方がなかった指の隙間を溢れ落ちる記憶砂時計のようにさらさらと少しずつ 少しずつ今やっとようやく私から遠ざかる これが本当のさようなら、なのですね さようなら
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