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緋子の部屋


[23] SKETCH BOOK
詩人:緋子 [投票][得票][編集]

唯一愛される方法だった
それが
突き放される恐怖に負けて
自分の腕を折ったときから
未来は終わってた



私の腕は塵しか生み出せない?
あの子はあんなに綺麗な絵を書くのに
私もあそこに立ちたかった
出来なくしたのは、
まだ幼かった自分自身
塗りつぶしたままの顔
大人になるまで、
もう時間もないの



泣きながら絵を描いたよ
誰にも見せないけど
だって心は嫉妬に塗れて
こんな姿じゃどこにも出られない



子供という言い訳が
完全に通じなくなるまでに
堂々とあなたに捧げられる
絵を描こう

2009/05/17 (Sun)

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