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雪那の部屋


[35] “貴方”という海
詩人:雪那 [投票][編集]

また逢えますか?

いつ消えてしまうかも知れない貴方だから
いつも不安が付き纏う


貴方が私に求めるものが
私の身体だけであろうと
私が貴方を
“愛している”
事は変わらない

貴方が私を求めてくれる限り
私は“貴方”という海の底に落ちていく

それでもいいの
独り泣く日々が訪れても
苦しい程の後悔を背負っても…
今この刻を
一分でも多く貴方と居られるのなら…
貴方を感じられるのなら…


一度きりの人生の中で
こんなにも誰かを愛せるなんて
幸せだと思うから


今日もまた
少しずつ…少しずつ…

海の底へと沈んでいく

2005/11/17 (Thu)

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