詩人:麗華塵 | [投票][編集] |
あぁ…燃える空に少年は何を見る…
戦火の中 母は死に父も死んだ
そしてあの頃の自分は死んだ
構える剣に復讐を誓い
少年は大人になった
父から受け継いだ剣は名のある聖剣
人々の幸せと希望を背負い生まれてきた
あぁ…運命よ…
何故に私の運命は呪われている…
幸せを背負う剣は幾多の敵を殺してきた
希望を背負う剣は幾多の命を奪ってきた…
復讐の先に何があるのか…
自分に問いながら男は今日も戦場に赴く
聖剣を翳し今日も血を流す
復讐の名の元に…
「あぁ…燃える空よ…私は何を胸に戦えばいい?」
男の心に日に日に増す疑心の心
空を見上げた男の胸に敵の剣が突き刺さる…
復讐の果てに何を見る…
男は倒れる…
復讐の名の元に…