詩人:pereo。 | [投票][編集] |
五月蝿い陽が沈む
夕闇が影を伸ばす
何がそうさせるのか
何を君は見ているのか
考えても考えても
答えなど見付からなくて
図った様に夕立が
頬を 身体を打つ
ああ
死にたい 助けてくれよ
お願い 誰でも良いから
この雲を取り去ってくれよ
すぐにでも消えそうだから
もうすぐ雷が鳴り始めるから
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誰でも良いんだよ
寄りかかる物が欲しかった
いつもの音楽をかけて
嫌な考えを追い出すよ
答えに困って
とりあえず笑ったんだろ
知ってるさ
本当の気持ち
本当の自分なんか
とっくに見失って
明日なんて良いんだ
今が辛くて死にそうだった
いつもの薬を飲んで
自分の世界に溶け出すよ
何がしたいのか
分からないから笑ってんだろ
知ってるよ
ホームの明かりと
線路の暗がりが
飛び込みたくなる
死にたくても お腹が空くし
生きたくても 上手く行かない
手が震えて 錠剤が出せないよ
手が震えて 剃刀が持てないよ
この手はなんだ?
これは誰の手だ?
僕は誰なんだ?
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薄暗い部屋の中で
何を吸っているんだろう
ただ無心に煙を吐いている
死んでいます 分かっています
サイレンの音がしてる
現実か幻聴かは知りません
薄明かりの部屋で
何を切っているんだろう
ただ冷静に静脈を探している
狂っています 分かっています
サイレンの音が離れない
何処まで現実かは知りません
何がしたいのか 分からない
何をしているのか 分からない
ただ五月蝿い
もう逃げたい
何時間も何年間も
立ち尽くしています
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他人の目を気にして
対面 評価 自信
自分を捉えたくて
自分を確認したくて
誰かに必要とされたい
見えていると
生きていると
ただ言って欲しかった
何時の間にこんな所に
何時からこんな泥沼に
抜け出す気力も
回避する勇気も無く
ただひたすら
切なくて、死にたくて
苦しくて、死ねなくて
何をしているのか
何をしたかったのか
解らない分からない判らない
何も見え無くなった
ただ手の震えが止まらない。
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夜中に電話して
誰かに泣きついた
分かったのは
思ったよりも世界で
「皆が傷付いてる」って事
何かが少しずつおかしい
何かが少しだけズレてる
切ないのは苦しいのは 何故?
青空の真下で
卑屈に笑いかけた
分かったのは
僕が笑っていた時に
「君は傷つけてた」って事
何処から何を間違ったのか
何故僕は何時も一人なのか
意味も無く泣きたいのは 何故
傷跡を増やしても
誰かを傷つけても
なんにも変わりはしない
..変わりはしない。
..誰か..
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賛成でも反対でも無く
同調が良いんだ
自分だけじゃないと
独りだけじゃないと
感じられるから
本当の言葉と
偽りの言葉の
見分け方を教えてよ
君なら分かってくれると
信じてる自分が
甘えてる自分が
何よりも嫌いなんだ
どうせなら怒鳴ってくれれば良い
馴れ合いは..嫌いな筈だから。
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ただ顔を見て
ただ手に触れて
正しいかなんて知らない
体温を感じて
優しさを感じて
勘違いかなんて分からない
ただなんとなく
なんとなくだけど
「幸せ」って感じて
間違いならそれでも良い
裏切られてもそれで良い
好きだから。
いまは触れていたいから
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猛毒の唇を噛んで
滴る血は
空の青も草木の緑も
嘘に消えて
極彩色の夢が弾けた
来た電車に乗れない
夢を捨てるために
歩いてきたのに
雨の中傘もさせずに
何時か死ぬために
生きてきたのに
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疲れはてそれでも笑う
大切で抱き締めきれない
辛いことばかりの世界で
優しく笑って光る
暖めたい抱き締めたい
何処を抱けば安心してくれるかな
名前を呼んで
ちゃんと返事をするよ
一人にはなれない
寂しい生き物だから
癒したい近づきたい
どうすれば一番感じられるかな
泣くなら泣いて
もっと強く抱くよ
一緒にはなれない
違う生き物だけど
何時でも良い帰っておいで。
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別に大丈夫だって
何でもないって
強がった夜は苦しくて
気付けば体温を探してた
何がしたいんだろう
僕は誰なんだろう
とにかく自分が嫌い
明日また会えるか
また笑い合えるか
誰にも分からないのに
気付けば空回りしてた
誰にも分からないこと
明日は晴れるのかな
明日も生きているのかな
明日なんて在るのかな?