詩人:pereo。 | [投票][編集] |
わけも分からず生き続け
目的地も分からないまま
身に着ける物が多くなって
たどり着いたのは現実
それなりに上手く選んだ
身の丈にあった幸せを
小さい頃見てた夢なんて
今は見るひま無いけれど
ここから見えるこの空も
悪くは無いさと呟いた
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不条理な檻と不自由な鎖
それを嫌がったある男は
ある日ついに逃げ出したのです
見たかった景色を見るために
走って 走って...
どれだけの時間走ったのでしょう
走り疲れた男は
見たかった景色を見ると
静かに死んでしまったそうです
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明らかな嘘はいらない
今のわたしを愛して
甘い台詞などいらない
もっと近づいて
もっと抱きしめて
もっと感じさせてよ
二人が二度と離れないように
不確定な未来などいらない
今のわたしだけ見て
細かい前置きなどいらない
もっと近づいて
もっと抱きしめて
もっと感じさせてよ
二人が二度と間違わないように
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流れる景色から目を外し
どうでも良いと呟いた
最期はどうせ独りだし
永遠なんてどうせ幻想
抱きしめる腕が痛いよ
一つにはなれないのに
どうせ死ぬならこのまま
朝が来なければ良いのに
一つになれれば良いのに
詩人:pereo。 | [投票][編集] |
ふっと息を吐き
虚空を見つめる
何も望んではいない
ただ生があるだけ
なにを憂い泣くのか
ただ流れる涙が辛い
置き場の無い
見放された世界から
目を逸らす
ここに生きている
ねぇ悪い冗談だといってよ
泡にして一瞬で消してよ