詩人:pereo。 | [投票][編集] |
切ない夜
いまこの時だけは
痛みも叫びも忘れて
ただの人間になりたい
涙を流して純粋な
ただの人間に戻りたい
たっぷり泣いたら微笑んで
また明日がやってくる
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君が嫌いな世界が消えた
僕の足元は崩れて浮いた
夢が紺色の空に漏れ出す
ケバいピンクと青と
少しだけ混じった夢
渦巻いて境界を消す
絶望とも狂気とも取れるけど
悲しくない
痛くもない
毒々しい夢
吐き気と共に目が覚める
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何も出来ずに
あの人は選んだ
それを逃避と言うのか
リセットと言うのか
知らないけど
あの人は消えた
誰にも伝えずに
あの人は終わった
それで開放されたのか
地獄に堕ちたのか
知らないけど
あの人はいない
一人の人間があがいた
小さな爪跡
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焦れば焦るほど言葉はこぼれて
吐きたくない嘘を演じてた
急げば急ぐほど遠ざかって
生きたくない世界で踊ってた
夢は現実に侵されて
器用に生きることも
素直に生きることも
どちらも出来ずに中途半端
どうせ私の人生 馴れ合いだもん
どうせ私の人生 惰性だもん
引き返せないなら振返るのはやめましょう
中途半端でも完結すると信じてるから
詩人:pereo。 | [投票][編集] |
目をつむり
ため息をはく
涙が止まらないや
ついに終わった
やっと終わった
どっちにしても
君は死んだ
悲しいさ
悔しいさ
でもなんかね
これを
望んでたみたい
おかしいね
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大切なことを忘れた気がする
何かを置いてきた気がする
「大人になるってことだよ」
そういう大人も気づいてる
何かが違うんだ
こんなはずじゃなかった
気づくには子供時代が短すぎた
「誰かを守る立場になれば分かるさ」
あんたも気づいてるだろ
少しずつ外れて
元の道も分かりゃしない
足下ばっかり気にしてさ
たまには思いだそうよ
子供の頃見た大きな夕焼け
たまには顔あげようよ
いまでも夕日は綺麗だから
詩人:pereo。 | [投票][編集] |
君が好き
夢中になって話す姿
横で見てるだけ
ちょっとスネた顔
イジワルしたくなる
君を抱きしめる
僕より小さな体
いつもの香水
やっぱり君が好きなんだ。