詩人:pereo。 | [投票][編集] |
他人の前でのジブン
一人のときのジブン
落ち込んで前が見えないジブン
いらつく気持ちを抑えるジブン
リストカットをしているジブン
涙が止まらなくなるジブン...
いったいどれだけのジブンを作ってきただろう?
いつから本当の自分がなくなったんだろう?
ここで詩を書いているジブン
この詩を読んだあなた
あなたは今、どの「ジブン」ですか?
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部屋の隅で
小さく、縮んで
怯えて、震えるキミは
不器用なボクが触れるには
繊細で、小さすぎて
脆く、壊れやす過ぎて
せめて声だけでも届いてよ...
そばにいることは感じてよ...
いつかきっと
君に触れられるようになるから
それまでずっと
キミのそばで呼びかけ続けるから
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夜に一人...
泣きたくなるほど苦しくて
転げ回りそうに心が痛くて
叩きつけたい
切り裂きたい
泣き叫びたい
どうしようもない気持ちは膨らんでいくばかり
気持ちの分だけ涙を流して
言葉にならない声を絞り出し
心の中はぐるぐる回って、ぐるぐる回って
答えは出ない、解決はしない、気持ちは届かない
泣き疲れて眠りに落ちて、
それでも明日はやってくる。
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いつもの交差点
一瞬香った懐かしい匂い
気のせいだったの?
頭の中で何十倍にも増幅されて
僕の心を揺さぶる
駅のホーム
向かい側を通り過ぎた人
声をかけそうになった
思い返すほどその姿はあなたに似て
そこいるはずのないあなた
全ては離れていく心が作った幻?
時が経つほどに
あなたがいた証拠は薄まって
時が経つほどに
あなたの記憶は指をすり抜ける
おねがいです...いつか僕が
あなたを振り返らないでも、前に進めるようになるまで
消えないで...
まだ側にいて...
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ここにいるのは誰ですか?
本を読んでも、電車に乗っても...
ニセモノの感覚
こぼれ落ちる思考
塗り固めたような過去
本当に生きてるんですか?
音楽を聴いてても、ここに生きていても...
遠い感覚
すり抜ける音
からっぽのまま流れる時間
本当にあなたは生きていますか?
本当にアナタはアナタですか?
あなたの人生はホンモノですか?
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とりあえずここまで走ってきた。
とにかくずっと向かい風だった。
息が切れて、しゃがみこんだ。
しゃがんで地面が近くなって、いろいろ考えた
いろいろ、グチャグチャ、どろどろ。
ふと顔を上げると
目の前に広がる世界は広すぎて。
タイムリミットは走ってきた時間の何倍?
だだっ広い、自由すぎる世界に怯えて、怯えて...
また立ち上がれるのはいつ?
走り出せるのはいつ?
時間切れになったとき、少しでも前に進んでるのかな?
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カラオケ行くと俺の歌を褒めてくれる
俺の母親が自殺したことも知ってる
腕や脚を切りまくってることも知ってる
薬漬けになってんのも気付いてんのかもな
お前だけには弱みを見せられる
謙遜するけどカラオケがめっちゃ上手い
お前の親父が死んだのも知ってる
それでも気丈に振舞ってんのも知ってる
めっちゃ良いやつなのも知ってる
つかずはなれず
お前との距離感はちょうど良い
キモいかもしんねえけど
頼りにしてるよ
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いつもの光景
いつもの人の流れ
朝の満員電車
昼間のオフィス街
混みあうファーストフード店
夕方のカラオケ店、ゲームセンター
夜のどこか疲れた電車
いつもの通り、人がいて、流れてる
隣の席の人の左腕は、傷だらけかも
前を歩いてる人の家族は、数年前に自殺したらしい
そこの人は今まさに、自殺の計画を練ってるかもね
いつもの通り、人がいて、流れてる
詩人:pereo。 | [投票][編集] |
薬のせい?
寒さのせい?
それとも緊張?
手の震えは今日も止みません。
矛先の見つからない怒りと
沸き起こり渦巻く不安...
さあ
夜になったら痛みと共に
震え、怒り、不安、全て
全て溶け込んだ、赤く、黒い血を。