詩人:めろでぃ | [投票][編集] |
待ち合わせは
PM8:00
仕事終わって
自宅でシャワー
1週間前から悩んでいた
ファッション
直前で変更して
やっぱり白ワンピ
昨日パックしたから
化粧ノリもバッチリ
2人の間の駅まで
電車でGO
残業帰りと酔っ払いの
オジサンに挟まれても
嫌な顔にならないよ
気にしてるのは
このあとの君の顔だけ
初めまして
君のMyCar
今日だけ助手席
独り占め
君の好きな音楽爆音で
飛ばすアクセルと
照れ隠しの
アタシのTalk
初めてのデートで
海行きたい
なんてちょっと
はしゃぎすぎたかな
ウーハーの低音で
ごまかしちゃえ
アタシの心拍数
夜の海は
キラキラ輝いてても
君の横顔を前にしたら
節電中の歌舞伎町みたい
ドライブお疲れ様の
缶ビールで乾杯
星空のネオンが
2人を駆り立てて
おやすみなさい
お月様
お日様お願い
今日だけは
邪魔をしないで
明けない夜を
一度だけください
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初めてのデートって
こんなんだったかしら
持ってる服全部だして
ファッションショー
一週間のプチ断食
ダイエット
3日前から
いつも以上に入念な
お肌のお手入れ
上から下まで
ボディチェック
電車に乗り込んだら
バクバクいいはじめた
言うことを聞かない心臓
周りの人に
聞こえてないか
視線が気になる
鏡よ鏡よ鏡さん
今日のあたしは
誰よりも可愛いかしら?
恋の魔法
今宵
毒だと分かりながら
リンゴをかじるから
あたしの王子様
口づけて
おとぎの世界へ
醒めない夢を
見せてくださいな
グロスを塗り直して
飛び乗った
王子様の白馬
今日のあたしは
無敵の白雪姫
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あたしにとって
史上最高の彼氏は
旦那さんには
してあげられなかった
あたしにとって
史上最高の彼氏は
あたしをお嫁さんに
したがっていたのに
わがままで勝手だけど
あたしにとって
これ以上の彼氏は
もう出来ないでしょう
でも
旦那さんになることも
ないでしょう
だって
史上最高の彼氏だから
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君のことを
ひとつずつ知っていく
勘違いしちゃってるかも
しれないけど
特別なのかなって
君が無意識なのかな
アタシが
考えすぎなのかな
どんな些細なことでも
胸の奥が熱くなる
イチゴ味のハイチュウが
好きじゃないとか
ライターは
カチっていわないのしか
使わないとか
ビールは
アサヒが好きとか
隣に座ったとき
ふと香った君のシャツ
使ってる洗剤まで
分かっちゃったアタシは
もうKO負けだよ
もっともっと
近づきたいよ
ねえ 君はどうかな
アタシのこと
もっと知りたい
一度でも思ったこと
あるのかな
君のこと
いっぱいいっぱい知って
うれしくなっちゃうけど
一番知りたい
君の気持ちは
聞けないまま
読めないまま
サラダを取るときに
トマトを避けるように
財布を出したときに
さりげなく見えた
免許証で
誕生日を知れたように
そんなふうに
君の気持ちも
知ることが出来たら
帰り道のあのキスも
意味深なままだよ
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君と同じ時間を
過ごせば過ごすほど
もっと君が
欲しくなる
もっと君を
独り占めしたくなる
手に入らないから
欲しくなる
アタシに触れる
その手
優しく囁く
その声
やらかく微笑む
その瞳
アタシの全てを撫でる
その唇
ぽっちゃりなアタシも
包み込めちゃう
その腕
全部 全部 全部
俺の手は
お前を守るため
俺の声は
お前に愛を伝えるため
俺の瞳は
お前をずっと
見失わないため
俺の唇は
お前を感じるため
俺の腕は
お前を抱きしめて
離さないため
俺の全ては
お前のためにある
なんて言って欲しい
オオカミさん
アタシを丸ごと
食べちゃって
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君に会うまでの
一秒一秒は
とても長くて
でも
君と過ごす
一秒一秒は
とてもあっという間で
おはよう
って言ったばかりなのに
もう
じゃあまたね
って言ってる
お日様とお月様も
いつの間にか
バトンタッチ
楽しくてたまらなくて
会う度にもっと
君を知りたいのに
手を振る頃には
あれも話したかった
これも聞きたかった
頭の中を巡っていく
電車の中から
今日楽しかったよ
ってメールすれば
家着いたら
連絡しろよな
ホントは誰よりも
優しいこと
アタシは知ってるから
今日もアタシは
思いっきり
君に恋していたよ
まだ知らないでいて
大事な大事な
この気持ち
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気分屋さんな君に
恋してもうじき1年
いつも素っ気なくて
ときどき優しい
アタシの心は
いつも
雨降り空模様
そしてときどき
優しく微笑む君に
お日様の光が差し込む
今日の天気は
なんでしょう
久しぶりに君が
会ってくれると
言うもんだから
アタシの心も
外の空も
サンサン快晴模様
どうか今日は
雨が降りませんように
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1年ぶりくらいの
メンツで女子会
えっ?
あの3年付き合った彼と
別れたの?
なんで別れちゃったの?
話しながら
彼との想い出が
グラスに注がれる
生ビールの泡のように
溢れ出しそうになる
そして段々と
泡と共に消えていく
今はいい人いないの?
好きで好きで
なのに
いぢわるで素っ気ない
あの彼の話をする
運ばれてきた
スタミナ焼きの鉄板が
ジュウジュウと
音を立てている
取り皿に取り分けると
音はおさまり
温度も食べごろ
いつだってそうだ
恋の始まりは
うるさいほど音が鳴って
抑えられなくなる
自分のところに
きたとたんに
それまでの熱さは
ひとくち食べて
おいしーい
なんて感動しても
おしゃべりに
夢中になれば
感想なんてナシ
お通しの枝豆がやっぱり
ビールと相性抜群だな
ねえ枝豆追加していい?
いいよ〜
お前はオヤジか!笑
って突っ込まれたけど
あいづち打ちながら
枝豆を無心で食べてる
ぬるいくらいで
ちょうどいい
軽めの塩加減が
ちょうどいい
食べても飽きないな
たとえるなら
次の恋愛は
枝豆がいいかも
今宵の女子会
収穫アリ
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見るだけで
ドキドキしちゃう
愛おしい名前が
発信履歴を埋めるのに
着信は職場ばっかり
夏のお日様が
つむじを焦がす時間に
胸の鼓動押さえつけて
右上がりの
受話器マークのボタン
5回コールして
出なかったら諦めよう
4回目の時に
10回までにしよう
勝手にルール変更
9回目で電源ボタン
今日も君は
ねぼすけなんだね
今日会いたい
言いたかった
ただ
それだけなのに
とりあえず
おめかしして
外に出かけよう
君からの
ごめん寝てた!
どうしたの?
って声が聞けたら
今日の白いワンピースも
無駄にならない気がする
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ちゃんと塗ってるのにな
自転車焼けと
時計焼けが
気になり始めた
ある日の仕事
夏期休暇
入れてやるから
希望出せよ
どうしようもないな
アタシったら
一緒に過ごせる
保証なんてないのに
君の誕生日
前後1日の3日間
夏休み取るなんてね
それまでに
彼女になるぞ!
なんてね
もうずっとずっと前から
靴下2枚履きし始めた
あの頃からずっと
言ってることなのに
だってさ
自転車乗るとき
耳当てが
欲しくなるような
アタシの誕生日 君は
熱と頭痛に
コンコン咳しながら
珍しく君から電話で
誕生日おめでとう
言ってくれたじゃない
今年の誕生日
誰と過ごしたいのかな
アタシと過ごしたい
1ミリでもあるなら
正直におしえて
バッチリ
空けてあるんだから