詩人:めろでぃ | [投票][編集] |
イチゴ味は
好きじゃないんだ
と言って
アタシにくれた
イチゴ味の
ソフトキャンディ
君の手の温度で
少しやらかくなってた
キャンディを握りしめた
反対の手で
またね
ってバイバイした
そのままポッケに
押し込んで
駅のホームで
キャンディ食べた
なんでだろう
あんまり
おいしくなかった
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君は覚えてるかな
毎年お互いのママに
プレゼントしていた
花の色を
今年渡してなかったら
やっぱり君のママは
寂しくなるかな
僕たちが終わったことも
気付いてしまうかな
でも僕は
自分のママと
おんなじくらい
君のママに
感謝してるんだ
この世に命を
与えてくれたことを
一度は交わりあった
僕らの運命に
ありがとうの想いを
生まれ変わったら
今度こそ君と
新しい命を
この世界に届けたい
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もう今更
遅いのかもしれない
別れを告げたのは
アタシだったから
どんなに好きでも
君はもう
アタシじゃない
違う誰かと
一緒にいるから
後悔しない選択を
したはずなのに
激しい痛みが
アタシに襲いかかる
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あの日君が
何気なくくれた
景品のチョコ
もう何週間も経つのに
まだ食べられないでいる
だんだん
あったかくなってきて
早く食べないと
溶けちゃうよね
すこし
やらかくなったくらいが
おいしいかな
って思ってたりする
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ガムは好きじゃないの
すぐに味が
なくなっちゃうから
アナタと
初めて会った
あのとき
甘くてすっぱい
赤い実の味が
体中に広がった
アナタに
会う度 会う度
その味は
濃くなっていく
噛めば 噛むほど
いろんな味が
アタシの心を
埋め尽くしてく
初めてガムを
おいしいと思ったの
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恋人から
友達になったのに
色違いの時計を買った
時間は皆等しくて
僕らの時計もまた
当たり前のように
同じように
時を刻む
けど やっぱり
色違いな時計は
僕らのように
色違いの
時を刻んでいく
Paul Smith
文字盤の中の色が
変わってくデザイン
少し前までは
同じ色だったのに
時が経つ度に
変わっていく互いの色
絵の具のようには
混ざり合わない
2人の色
しましまのように
平行線な
2人の色
これから先も
混ざり合わない
色違いの
2人の時間
電波時計みたく
ずれた時間を
修正出来たなら
未来を
永遠と呼べたのに
僕らはきっと
ずっと色違いなまま
ちくたく
時を刻む
ちぐはぐ
2人の未来
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君と別れて
久しぶりに君と会って
食べに行ったごはんは
付き合ってたときは
あんまり行ったことない
ファミレスだった
今しか食べられない
フェアメニューを
2人とも頼んだ
定番メニューを
頼まなかったのは
もしも次
友達でも彼氏でも
違う人と来たときに
切なくならないように
違う人と食べて
君との思い出を
上書きしないように
今しか食べられない
ファミレスでも
それなりにおいしくて
でも次もまた
同じの食べる気には
ならないと思うんだ
君と向かい合わせで
食べたあのメニューは
君がいなけりゃ
あの味にならないから
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絶対 なんて
絶対ない
だから
もうこの人以上に
好きになれる人なんて
絶対いない
なんて絶対じゃないし
こんな人
絶対好きにならない
だって絶対じゃない
絶対なんて
絶対ないんだよ
って言ってることすらも
絶対 じゃないんだよね
でも
それも絶対じゃない
そして それも
絶対じゃない
あーあ
もうわけわかんないや
だからさ
この先
何が起こるかなんて
わかんない
ってことだよね