詩人:めろでぃ | [投票][編集] |
毎日24時間どんなときだって
いつだってなにをしてても
アナタに会いたい
アナタといたい
アナタを愛してる
けれど
そう思うたび
そう伝えるたび
いつかサヨナラしなくちゃいけない
いつサヨナラすればいいのかな
一緒にいられる時間を
愛しく思う反面
あとどれだけの時間
一緒にいられるかを
考えてしまう
だってアナタを
どんなに愛したって
一生繋がることはないから
アナタの赤い糸は
もう誰かと結ばれていて
今さらアタシと繋がることはない
その糸の先には
かわいい天使たちが
微笑んでいて
いくら愛し合ったって
ほどけることはない
それでもアナタは
片っ方のあいた小指で
アタシの小指に
赤い糸を仮結びする
「どれくらい早く出逢っていれば
結ばれてたのかな」
問いかけたアタシにアナタは
「20年くらいだね」
なんて微笑みながら
リアルに答えた
「アタシまだ幼児なんだけど(笑)」
って苦笑いしたら
「君があと10年早く
俺があと10年遅く
産まれてればよかったね」
でもそしたらこんな風に
なってなかったかもね
なんて強がり
悔しかったから言ってやった
出逢うのが遅すぎたよね
二人並んで歩いて
親子にみられても仕方がないけど
手を繋いで腕を組んで
他愛もない話しながら
誰に見られても
平気で街を歩きたい
知らない場所にいかないと
叶わない二人の願いは
そっと冬の海に
溺れていった
アタシはまだ
アナタにサヨナラできない