詩人:めろでぃ | [投票][得票][編集] |
20年前
あたしは生まれた
そのときの記憶なんて
あるわけなくて
ましてやその瞬間
自分が何者なのかすら
分かるはずなくて
ただ
だんだん時間が
経つにつれて
色々なことが
わかり始めた
あたしは人間の子供
パパという人と
ママという人がいる
さらに弟という
あたしより後に生まれた
人間の子供がいる
その人たちと
ずっと一緒に
毎日を過ごす
それを家族と呼ぶ
そして20年
もっともっと
大きくなった今
パパとママと弟以外に
ずっと一緒にいる人が
いる
それがアナタ
きっと
そうなんだ
アナタはいずれ
あたしの家族に
なるんだろうな
こうやって
繰り返してくんだろうな
毎日のように
誰かが生まれて
続いていくんだろな
アナタとあたしも
いつか誰かの誕生日を
つくるんだろうね