ホーム > 詩人の部屋 > めろでぃの部屋 > プラネタリウム

めろでぃの部屋


[166] プラネタリウム
詩人:めろでぃ [投票][編集]



寒空の帰り道


降水確率0だった

今日なのに


自転車走らせる

アタシの手を

水滴がぽつりと濡らした



あれっと見上げれば

満天の星空


いつだったかな


10代最後の日に君と見た

プラネタリウムを

想い出したんだ



2人肩を寄せあい

手を繋ぎながら

首の痛みも忘れて

見入っていたね




そんなことを

想い出していたら

手袋もしていないのに

手が温かくなったんだ




もう一度見上げて

星をつないだら

君の笑顔が出来たよ





君も今日

この星空を見て

あの日の2人を

今までの2人を

想い出してくれたなら



これから先の2人は

変わっていけるような

気がしたんだ




2008/12/19 (Fri)

前頁] [めろでぃの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -