詩人:めろでぃ | [投票][編集] |
寒空の帰り道
降水確率0だった
今日なのに
自転車走らせる
アタシの手を
水滴がぽつりと濡らした
あれっと見上げれば
満天の星空
いつだったかな
10代最後の日に君と見た
プラネタリウムを
想い出したんだ
2人肩を寄せあい
手を繋ぎながら
首の痛みも忘れて
見入っていたね
そんなことを
想い出していたら
手袋もしていないのに
手が温かくなったんだ
もう一度見上げて
星をつないだら
君の笑顔が出来たよ
君も今日
この星空を見て
あの日の2人を
今までの2人を
想い出してくれたなら
これから先の2人は
変わっていけるような
気がしたんだ