詩人:めろでぃ | [投票][得票][編集] |
ねえ
君は覚えているかな?
僕らが出逢ったときの
あの星空を
あのとき
お互い相手を知りたくて
それに夢中で
夜が明けるまで
電話していたね
僕はベッドに寝転び
君の優しさに
ときめく度に
足をばたつかせていたよ
そのとき ふと
窓から見えたのが
オリオン座だったんだ
「星がキレイだよ」
なんて恥ずかしくて
言えなかったから
胸にしまって
ひたすら
君の趣味とか聞いてた
「君が好き」
って言葉なんて
もっと言えなくて
飲み込んで飲み込んで
溢れ出しそうだった
君はもう
眠っているだろうな
また今年も
窓からオリオン座が
見えるような季節だね
夜空もひとまわり
僕らもひとまわり
星はあのまま
変わらないけど
僕らはひとまわりの度に
少しずつ変わっていこう
もっと大きくなろう
もっと幸せになろう
君はもう
眠っているだろうな
今なら言えるよ
「星がキレイだね」
「君が好きだよ」