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めろでぃの部屋


[319] お酒のつまみに
詩人:めろでぃ [投票][編集]


1年ぶりくらいの
メンツで女子会


えっ?
あの3年付き合った彼と
別れたの?

なんで別れちゃったの?



話しながら
彼との想い出が
グラスに注がれる
生ビールの泡のように
溢れ出しそうになる


そして段々と
泡と共に消えていく



今はいい人いないの?



好きで好きで
なのに
いぢわるで素っ気ない
あの彼の話をする

運ばれてきた
スタミナ焼きの鉄板が
ジュウジュウと
音を立てている


取り皿に取り分けると
音はおさまり
温度も食べごろ



いつだってそうだ

恋の始まりは
うるさいほど音が鳴って
抑えられなくなる


自分のところに
きたとたんに
それまでの熱さは


ひとくち食べて
おいしーい
なんて感動しても

おしゃべりに
夢中になれば
感想なんてナシ


お通しの枝豆がやっぱり
ビールと相性抜群だな


ねえ枝豆追加していい?


いいよ〜
お前はオヤジか!笑


って突っ込まれたけど



あいづち打ちながら
枝豆を無心で食べてる

ぬるいくらいで
ちょうどいい
軽めの塩加減が
ちょうどいい


食べても飽きないな




たとえるなら


次の恋愛は
枝豆がいいかも


今宵の女子会

収穫アリ


2011/07/20 (Wed)

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