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めろでぃの部屋


[50] 嫉妬
詩人:めろでぃ [投票][編集]



頬を膨らせ
怒った顔してみる

君はそんな僕すらも
かわいいと言う


ホントは体中が
嫉妬心でいっぱい


気づいてない君




街を歩いてると
女子高生に
瞳を奪われる君

テレビを見てれば
お気に入りの芸能人を
かわいいと連呼する君

電車に乗れば
中吊りのグラビアを
横目で見る君


君の瞳が僕以外
見えない瞳に
なってしまえばいいのに

僕が科学者になって
そんな瞳を開発したら
今すぐ君の瞳を
えぐり出して
入れ替えてしまいたい




女友達はいてもいい

そこまで縛る権利
僕にはない

わかっているけど
僕以外の女と
話す君が憎らしい


「来たことあるよ」
「したことあるよ」

「誰と?」

僕がそう聞くと
嫌々ながらも
昔の女の話をする君

聞いたのは僕だけど
君の口から
女の話なんて
聞きたくない


他の女と話をする
昔の女の話をする
そんなこと
出来ないように
君の唇が僕にしか
開かないように
してしまいたい

僕が科学者になって
そんな唇を開発したら
君のその唇を引き裂いて
つけ替えてしまいたい



君の心を僕以外
ときめかないように
してしまいたい

君の手を僕以外
触れられないように
してしまいたい

君の全てを
僕だけにしてしまいたい


君の前じゃ笑ってる

そんな僕だけど

ココロの中では
こんな汚い考えで
いっぱいだよ

君が愛しすぎて


嫉妬心でいっぱいだよ


僕だけの君でいて



2008/06/12 (Thu)

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