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めろでぃの部屋


[57] 僕らのカタチ
詩人:めろでぃ [投票][編集]


2台の自転車で

2人並んで帰る

6月の湿っぽい夜


漕ぐのが速い君に

着いてくのが精一杯の僕


「待ってよ」

と頬を膨らすと

いつものように

右手を差し出す君



自転車に乗りながら

手をつなぐ僕ら


2人乗りで

後ろからぎゅって

抱きしめるよりも

このほうが

なんだか僕はスキ




次のT字路を

僕は右へ

君は左へ


逢えないわけじゃない


明日もまた逢えるのに


スキと一言

聞きたいけど


一秒でもキスを

してほしいけど


つないだ手をほどく

その名残惜しそうな

君のその瞳が

全てを教えてくれる



大丈夫

なにも云わなくても

キスがなくても

君の想いは

僕に届いてるよ


だから僕も

スキとかキスとか

そうゆうのじゃなくて

想いを届けるよ


「また明日ね」



そうゆうのも

僕はスキだなあ

2008/06/18 (Wed)

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