詩人:Я@κλ | [投票][編集] |
その唇に残る
キスの味
指の先にある
冷たい存在
すべてすべて
返してよ...
Tシャツは染みだらけ
心の底に
囁いた愛の言葉
目に焼きついた
クシャクシャの笑顔
消えない足跡
傍に居て
あの時の二人が
とても愛しくて
戻れない時間が
とても切なくて
サヨナラの現実が
胸を襲う
涙で汚した
朝の顔
付けたままのTVから
響く歌
頭に響く
愛の詩
貴方の事を
こんなに愛してたなんて
思ってなかった
きっといつも
貴方の事で
地面を這っていたのは
僕の方で
きっといつか
貴方よりも
幸せになっているのが
僕の方であったら
ぐるりと回って
僕は笑顔で
帰ってくるよ
そして
囁いてあげる
“さようなら”
ムカツク貴方に
さようなら、
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この月の下で
語り明かした夜は
いくつあったか
覚えてる??…
この愛の下で
交わしたキスや
愛のフレーズは
どこにいったのか
教えてよ…
あの微笑の下で
あの温もりの下で
「愛」を頼りに
ここまで生きてきた
もう一度
戻れるなら
あの愛の下で
ある“愛”の下で
あの人の下へ
もう一度
僕を抱きしめて
流した涙の傷を
あの愛で
救い上げ…
あの愛で
あの時の二人に
戻して…
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一人で帰る
バスの中
いつもと同じ時間
いつもと同じ道を
通い続けている
夢見る帰り道
上下左右に揺れる
古いバスは
僕にとって心地いい
少しだけ開いてる
窓から聞こえる
風が頬に触れ
伸びた髪の毛を
踊らせる
四角い窓を
見つめると、
あの日の事を
思い出していた。
貴方への想いは
同じ所を巡り
景色が変わる様に
一つ一つの表情が
コマ送りされる
こんなにもまだ
愛しくて
目を閉じると
凄く鮮明に蘇る
隣でイビキをかきながら
寝ている貴方の顔を
微笑みながら
見ていた事も
貴方の瞳から
色のない涙がポタポタと
地に落としながら
ノイズで聞こえなかった
言葉も
風が吹いて
僕一人
残った事も
まだ記憶に焼き付いてる
伝たる涙を
膝の上に逃がして
海に降る
雪のように
刹那に消えて行く
ゆっくりと更ける
2月の夕日は
辺りをボヤけさせる
あの日の記憶も
海に落ちた雪が
円を描き
跡を残して
ゆっくりと
消えて行く様に
想い愛した
日々を
あの日に戻して
紫の
降りますランプに
包まれながら
僕は帰る…
貴方が居ない
これからの帰り道
ただ独り
終バスに身を任せ
揺られ続けながら
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いつの日か隠した
強がりも
拭って笑って見せた
この笑顔も
風が吹いて
今じゃ遠い場所へ
連れ去ってしまった
貴方の場所には
もう届かなくて
無器用な力を持つ
僕の言葉では
貴方を守れるか
本当は何も気付いて
あげる事も出来なくて
最後まで、
何の力を持たない
この僕でも
傍に触れていられる
この距離で
何度も囁いた
愛の魔法
弱い弱い
僕が死んでも
永遠に解かれる事がない
貴方だけにしか
使えない
もし、
ビビデ、バビデ、ブー で
違う魔法を使えるなら
この強がりを
この涙も
弱い弱い僕を
解き放ち
貴方を追い掛け
真正面から
隠した想いを素直に
ぶつけたい
喧嘩しようよ、
互いの気持ち
隠さないで
情けは要らない
綺麗になったら
ビビデ、バビデ、ブー より
強いキスで
また結ばれたい
まだ愛は
連れ去られずに
貴方を待ってるから…
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体が凄く
軽く
息をする事も
忘れそうな
雨の今日
左目の端に
揺れる青いカーテン
重い瞼
少し開けて
見つめるだけの
白い天井
鏡に移る
モノクロの僕
テーブルから
滴り落ち続ける
水
溢れた
言葉で
滲むベッド
止まない
今日の雨…
乾かない
右頬…
反射する鏡
笑う残像
綺麗な
君…
囁くカーテン
オーロラのような
そう
現実のような
幻のような
淡い
夢のような
長い物語を終えた
儚い
恋のような…
懐かしい
晴れた日を
まだ
思い出せないまま…
ずっと
白い天井
見つめ…
重い瞼を
ゆっくり閉じる…
暗い部屋
暗い冷たい
僕の部屋
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いつからだろうか
止まらない
凍った涙の破片
その上を歩いて
自分の無力を恨み
血に染まる床
赤く赤く
胸が焦げそうなほどの
愛を育んだ夏
染まれ染まれ
いっそ、見えなくなるまで
ただ隠し
堪えて
這いつくばってでも
守りたいもの、
追い掛けた足の傷が
痛んでも
ここに居てくれたのなら
どんな時も笑って居られた…
いつからだろうか
溶けない雪に埋もった
咲かない愛
いっそ、そのまま
陽が当たらなくていい
傷付かないままで
綺麗なあの時を
凍らして、
遅く濁る視界
広がる広がる
白い景色
僕が転がっている所だけ
時間が進む
癒える事はない…
ごめんね…
どうか貴方は
綺麗なままで…
ずっとあのままで…
ずっと綺麗なままで…
泣かないで…
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風が眠る 静かな夜
へこんだコンクリートの道の端にある
水たまりに住む綺麗な月を見つけ
覗き込んだ後
そっとまたいだ僕を見て
フッと笑った貴方
夜中に抜け出し待ち合わせた
1:40分
電灯も要らない
明るい公園
黒くてもハッキリ見える
貴方の表情だって
僕の瞳に写ればいいんだ
少しボヤケルらしい
貴方の瞳に
今、僕がどんな表情をしてるか
よく見えなくても
貴方の側で笑い怒った
この声が
困り顔の貴方の耳に
届けばいいんだ
色も形も分からないくせに
綺麗だね。とハシャグ
相変わらず、無邪気ね
桜、凄く綺麗よ
月が照れる
雲に隠れた 光のない一瞬
とっさに貴方は
僕の手を握る
びっくりした僕は「もぅ!」と
言って怒ったのに
鼻で笑う癖は
まだ治してくれない
淋しくなった月が
頭を出した時
「愛してる」と囁いて
白くボヤけるその目の中に
僕と月をうつして
抱き寄せた
早く、風を起こして
雲を見方に もう一度隠して
お願い
涙、
真っ赤な顔、
僕の今の、表情
また貴方に
鼻笑いされたくないと思うけど
結局、好きなんだなぁ
その癖
治さなくていいよ
悔しいけど
強く握り返す手を
輝かせた月光
コンクリートの
水たまりさえも埋めつくした
Moon light kiss…
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愛する痛み
トキが立てば
慣れてしまう、
孤独 抱えて
人混みの中
吐き捨てた言葉
拾い集めて繋ぐ
崩壊寸前の
最後のうた
赤く染まる
暴れた空
白い雲に乗せて
送るよ
ラララ 唄うよ
溢れるモノ知ってるから
la.la.la. 囁いて
きっと夢だって
ラララ 叫ぶよ
強くなれるなら
la...la....
そう信じたい
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凍えた体
心の逃げ場さえ
見えなくて
一人沈む夜
溢れた愛
見つけ出す術さえ
霞んでいた
重ね過ぎた傷が
行き場所もなく
胸に絡んで
落ちてゆく
滑る涙
這上がる力もなく
転がっていた
淋しいよ。
全て失ってしまった…
鮮やかに変わりゆく
思い出の中
僕はモノクロになった
色を失った
この視界に
貴方が写ったら
忘れられないの、知ってるのに
きっと
ずっと待っていた
逢いたいよ。
まだ
体が温もりを
覚えている……
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お手紙
ありがとう
またいつもと
変わらない文字で
私の事を心配してくれて
ぁりがとぅ
すれ違う時間と
もたれる背中がいない
この場所で
ため息で
曇らした窓に
ハートなんか
書いちゃったりして
上手に手紙をかけなぃから
返事は遅くなってしまう
いっそのこと、
箇条書きで伝えようかな
最後には余ったスペースに
大きなハートを書いて
埋めちゃおう
そんないつもの
手紙の返事
でも今日は
そんな訳にはいかない日
なんたって8月9日
去年の今ごろ
貴方の側に私を置けた
大切な記念日
私よりも早く
手紙をくれて
今日の日には
貴方よりも早く
送ろうとしたのになぁ…
今返事を書いています
ずっと頭の中は
伝えたい事が沢山あって
手が震えています
一文字ごとに
思い出が溢れている
喧嘩したなぁ
嫉妬したなぁ
迷惑かけたし
爆笑したなぁ
愛しあう事もできた
全て今の私に変えてくれた
何よりの魔法だよ
きっと
これからも
こんな私だけど
ここにいるけど
愛する事は変わらないから
ありがとう…
よろしくね
by R
Ps
貴方の手紙の
最後の言葉
信じていいですか??…