ポカポカ陽気の空
足元見ると一面ピンク色
“転んでも痛くなさそう”って
君は微笑みながら
両手広げて走り出す
桜の花びらが
全部を真っ白にして
世界を変えた時
その瞬間が
一番綺麗だと思った
多分きっと桜が
僕の中に咲いている
灰色のコンクリートの道を
ピンクに染めた時
僕の桜の花びらが
風に乗って
君に止まる
散らばる雲の下を二人で歩き
微笑む君を見て
また
この季節が来た事を教えてくれた
ピンクの絨毯の上で笑う
君の好きな季節
春の桜並木の中
君につられて
笑う僕
2005/04/17 (Sun)