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Я@κλの部屋


[135] 同じ色の夕焼け
詩人:Я@κλ [投票][得票][編集]

手を伸ばした
ただ一色のこの空の下
長い坂の上にある
大きな橋の向こう目指し
少し錆び付いた自転車走らせて

君を想い
溢れた涙をそのままに
息を荒くしながらも歌った
君の好きな歌

あの日の場所へ

あの日の場所へ

変わらない想い胸に抱いて
隣に居ない君の温もり

ただ淋しくて

淡い夏の思い出
薄く、瞼に残った
溢れそうな君の笑顔が
雲と重なった

かけ降りる坂に吹く
冷たい風が
涙をさらって行く

愛しさと共に


今はもう重ねると
少し違う景色になった
この場所に
あの日には
まだ咲いてなかった

君の好きな花


優しく香る
その花を感じながら

錆びた自転車
押して帰る


僕の背に
同じ色した夕焼けが
足元照らしてくれた


キンモクセイの花が咲いてます…。

2005/10/15 (Sat)

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