詩人:Я@κλ | [投票][得票][編集] |
いつからだろうか
止まらない
凍った涙の破片
その上を歩いて
自分の無力を恨み
血に染まる床
赤く赤く
胸が焦げそうなほどの
愛を育んだ夏
染まれ染まれ
いっそ、見えなくなるまで
ただ隠し
堪えて
這いつくばってでも
守りたいもの、
追い掛けた足の傷が
痛んでも
ここに居てくれたのなら
どんな時も笑って居られた…
いつからだろうか
溶けない雪に埋もった
咲かない愛
いっそ、そのまま
陽が当たらなくていい
傷付かないままで
綺麗なあの時を
凍らして、
遅く濁る視界
広がる広がる
白い景色
僕が転がっている所だけ
時間が進む
癒える事はない…
ごめんね…
どうか貴方は
綺麗なままで…
ずっとあのままで…
ずっと綺麗なままで…
泣かないで…