詩人:なーちゃん | [投票][編集] |
干涸びた唇に蜜を。
爪を染めて涙を。
紅い鈴に祈りを。
裸足の足と剃刀と。
哀しい声の海を渡るあたしの舟を。
黒い胸に誇りを。
この手に力を。
詩人:なーちゃん | [投票][編集] |
欲しいのはあなた。
素直になれないのはあたし。
聞きたいのは嘘。
聞きたくないのは本音。
広がるのは距離。
近づくのは終わり。
膨らむのは貪欲さ。
消えてゆくのは理性。
欲しいのは愛。
抱いていたいのは恋心。
いつまでも相容れないのは
二人の心。
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あたし
大人に なっちゃうのかな。
嫌だよ。
嫌だよ。
あんなに
あんなに大嫌いだった大人に
あたし なってゆくの?
憎い、だとか
嫌い、だとか
見返したい、だとか
それだけで
あたしは
歩けていたのに!
なんで薄れてしまうの?
絶対に
高校の時のあの
あんな 惨めな気持ち
教師の顔、あいつらの顔
痛み 痛み 痛み
吐き気と
学校への道
復讐 って
それだけでも
生きていけると 思ったのに!
あたしは
あの頃の自分を
見殺しに出来るの?
過去を裏切って
大人に?
ぜんぶぜんぶぜんぶ抱えて
歌うって
ちゃんと 刻んだのに!