詩人:名古屋さん | [投票][編集] |
昼休みに
二人でベッドに寝て
枕の奪い合いとか
毛布の奪い合いとかで
笑いあう
落ち着いたら
私が貴女の背中に手を置いて
二人で静かに目を閉じる
手を置いた背中から
貴女が息をするのがわかるよ
ねぇ
貴女の背中 あったかいね
詩人:名古屋さん | [投票][編集] |
おかしいな。
おかしいな。
私は貴女の手をにぎった。
貴女のあったかい手。
ごつごつした手。
大きな手。
うれしかった。
幸せだった。
なのに。
おかしいな。
おかしいな。
どうして悲しくなるの?
涙が出そうになるの?
貴女が大好き。
だから...
おかしいな。
おかしいな。
そのにぎった手、いつか消えてしまうの。
詩人:名古屋さん | [投票][編集] |
お願い。
そんな悲しいこと、言わないで。
私が隣にいるときに、そんなこと言わないで。
悲しくなっちゃうよ...
泣きたくなっちゃうよ...
私はいつも、貴女の力になりたいと思ってる。
だから、そんな言葉、言わないで。
「なんかいい事ないかなぁ」
私といても、「いい事」ないのかな。
笑っていても、「いい事」ないのかな。
...貴女にとっての私は、そんなに大事ではないのかな。
お願い。
そんな悲しいこと、言わないで。
私が隣にいるときに、そんなこと言わないで。
悲しくなっちゃうよ...
泣きたくなっちゃうよ...
(...けっきょくは、私が隣にいないときならいいだけ。)
(自分が辛くなるのが嫌だから。)
けっきょくは、自分が傷つきたくないだけ。
詩人:名古屋さん | [投票][編集] |
しー…っ
よく聞いて?
ほら。
聞こえるかい?
誰かが泣く声。
その涙が落ちる音。
ほら。
聞こえるかい?
「行かないで」と叫ぶ声。
「抱きしめて」とせがむ声。
ほら。
分かるかい?
誰が泣いてるか。
誰が叫んでいるのか。
君がよぉく分かっているだろう?
心の中の、本当の自分。
詩人:名古屋さん | [投票][編集] |
ねぇ、そこで待っててほしいの。
私が行くまで。
私が泣き止むまで。
悲しいことばかり起きるけど。
あなたがいれば大丈夫だわ。
手を繋いで歩いてくれるから。
だから待ってて。
あなたがいなきゃ、私は私になれないの。
虚ろな人形でしかなくなるのよ。
だから待ってて。
私が行くまで。
私が泣き止むまで。