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ケイナの部屋


[3] 仮想現実
詩人:ケイナ [投票][編集]

好きなら好きと
嫌いなら嫌いと
そう言ってよ

言葉は伝える為に有るんでしょう
何故嘘ばかりつくの
何のために隠そうとするの


黄色の絨毯さながらに
歩道の端っこに積もったイチョウを
ふかふかと踏みながら
それでも心はごつごつしてた


貴方があんな事を言うから
信じてたのは僕の勝手かもしれないけど
それとも、何
今までのはみんな貴方の芝居だったの?
親友だと思ってたのは僕だけだったの?


黄色い石垣の上に座り込んだ
僕はもう
心のベールの下を察するのに
疲れてしまった


僕は思ったより
貴方のことを知らないのかもしれない。

2007/09/21 (Fri)

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