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ケイナの部屋


[5] 帰路
詩人:ケイナ [投票][編集]

学校から家路につく
重たい希望と
不確かな夢とを
水銀灯の儚い灯りの下で
蹴り飛ばし、蹴り飛ばし。

1日の自分の言動が
ふと脳裏に舞い戻り
嫌な気持ちになる
すると
私の中の「理想の私」が
勝手に
過去の友達と会話を始める
私も考える
明日は、きっとうまくいく
今度こそ、こんな自分とは別れてやる

そして、今日も
学校から家路につく
重たい希望と
不確かな夢とを
水銀灯の消えかかった灯りの下で
蹴り飛ばし、蹴り飛ばし。

2007/09/22 (Sat)

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