詩人:OBO | [投票][編集] |
背を比べるときはいつも
お互い バレないよう
背伸びをしてさ
結局 同じ高さで
肩を並べた
何組だったか
覚えてる?
中学2年生のとき
あんまり
人には見せられない
まだ薄っぺらい想いを
恥ずかしい言葉で
綴ってさ
それをボクら
詩と呼んだ
思えば
100は軽く越える
ケンカの回数
理由なんて
どこにもなかった
ふざけあって
じゃれあって
端から見れば
遊びのようで
2人にとっちゃ
本気の本気
毎日 毎時間 毎分
会話をするたび
飽きもしない口げんか
原因も主張もない
そのケンカをみんな
ただ 笑って見てた
ボクの自慢の屁理屈も
オマエだけには通じない
言葉のセンスもスピードもオマエの方が一枚上手
無様にボクが
手を出すと
もちろんオマエも
遠慮はなくて
頭をぶっても
蹴られても
やっぱりみんな
笑って見てた