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[33] 絵描き詩:空色ドリーム
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部屋から出ない少年は
四角い縁に切り取られた風景を
スケッチブックに描く

何度も描いた
同じ景色を
部屋から出ないで
色をかえて
大きさを変えて

何かが変化してるように
自分自身を欺いて


描きたいものが何なのか
まだ気付けない少年

描く意味すら疑いながら
臆病な自分に本当は気付いてた

この場所から飛びたつ理由が欲しい少年

降り立ってはまた
羽ばたいてゆくものを
今日も見送った


見送った先は遠い空

四角い縁に途切れた



どこまでも続きそうな




2010/09/09 (Thu)

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