詩人:名無し | [投票][編集] |
君に伝えたい想いなら
幾らもあるというのに。
泣き疲れるまでに正直な言葉
捜したアタシなら、
空メール突き付けた。
何にもない白から、
このココロ見つけだしてほしいなんて
願う事はしない。
何にも言えなかったけれど
それでも鳴いた携帯は
少しばかりか、あなた引き止めてくれたでしょうか。
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薬より即効性、
思いオモイちからで。
塞ぎ込んで自分なら安全圏、
毒を撒き散らすのは
おやめなさい。
たとえどんなにヒトリきり、
いずれ誰かが通りすがるの。
感染症、大勢がヒトリなれど、
這い出して結局手を繋ぐなら
笑み太陽に向けながら
暖め直され通りゃんせ。
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軽いままの、オーダー。
辛口の夜明けに、
残り香も控えめ。
微炭酸カッコツケ、
故に気も抜けた温い朝。
白濁も情けなく、
零れた雫なら儚くて、
黒い黒い瞳に早すぎるお帰り。
食されて鏡映るのは、
飾りにも見合わない、レモンの残骸と夢の跡。
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嫌気さすほどに
脳内は抗争、霞晴れなくて。
煙など必要ないわ…
間に合っているから。
それなのにアタシ相変わらず
胸も声も痛めながら、
自虐にも飽いて輪を吹き流し。
罪なき空に焦がれても、
曇り空だって案外と歓迎。
ケムに巻くように、いっそ
アタシごと隠してしまえ。
下らない白昼夢、
気付かせた小さな火傷。
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素直に騙されてくれたら、
君にも見えるよ。
ねぇ、機械越し。
優しいのにデジタル仕様、
愛し君の表情は全て全て
言葉だけが作ってくれるんだ。
アタシそれでも幸せだけど
生暖かい画面に触れて、
我儘に淋しくなったりするの。
“窓”越しにでも。
電波より優秀、圏外知らず…
その赤い糸の先、
もっと抱いていて。
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…キツネは、さて
そなた化かしたか。
言ノ葉を、
そっと落としていったやら…。
アタシ見つめるもの、
あなた見ていたもの。
…映る移る景色だもの、
風は二度、歌いやしない…
それでも生きる場所だから。
変わりながら今日
変わらぬ為に明日、
静かに眠っているのです。
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光連れながら透けた原色が、
床に自らを踊らせていて。
ただのガラクタ、硝子球。
彩色兼美…才は投げられた。
欲しがるは最初だけ、いつか
忘れ置かれたギョクになる。
散らばせたアタシ咎めず、
クレナイ覗いてアナタ笑った。
この胸を赤く染めても、
透かされし逆さ吊りの道化。
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耳を押し当てて聴いた、
線路が語る不明瞭な未来。
横たわるアタシには煩い…
鐘は何を警告するのだろう。
閉ざされた場所。
開く先に、逃げる事もせず
走る汽車待つなら人数超過。
つかまるところだってナイわ。
轢かれる前に。
それならば自分らしく、
霧向こうにも歩き出そうか…
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ハサミ片手にばっさりと…?
馬鹿らしい…。
長い髪愛でた彼は居ずとも、
アタシ貫く事にした。
それなのに未練の塊。
そう感じてしまった自分が、
少しだけ嫌いになって。
励ます為に着けたの。
指輪に刻んだ言葉が、
弱虫の為の呪文みたいでも。
自身に契約をした。
結ばれたなら代わりに、
海に還そうと思っています。
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無表情に告げたの。
感情の爆弾をアナタに。
だってオカシイじゃない。
アナタでさえアタシの為に、
離れても君は幸せに…なんて
無理に言う事できるのに。
幾らアナタが辛いからとか、
醒めない夢を見たいとか。
ダイキライだもの。
悪いけど未だNOT無関心。
…離れてなんか、
あげないんだから。