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名無しの部屋  〜 新着順表示 〜


[14] ロザリー。
詩人:名無し [投票][編集]

かすれた声で鳥、
碧い空に詩う想い無く。

その瞳に世界美しければ、
指標さえ八方美人。

旅人が見上げた朝に、
舞う風見鶏は静かに鳴いた

道なき朝にこそ、
自らの背を押す風と
照らす陽に映える花を今、
求めればこそ…

2005/08/10 (Wed)

[13] Monochrome。
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カーテンを開けないで。
黒く黒く塗り潰した窓。

床に散らばる不必要な量の
服や宝石を片付けないで。

荒れた心象風景に同情、
誰も望んでない。

汚れゆくモノを見たくないだけならば、もっと深くて消えない闇を頂戴。

オゴられるくらいなら、
捨て置かれていた方が
アタシには心地よい。

白い絵の具は必要ないの…

2005/08/09 (Tue)

[12] 星に願いを。
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七夕だからとて。
夜空を見上げたり、
笹を飾りつけるより。

俺は少し呆れながら、
楽しそうに笑う君を見て。

『何を願うの?』
君がたずねるから。

心の中で、君の願いが
叶えばいいと思っていた。

だってそれで十分だろ?

一緒に居たい、だけだから

「…秘密、かな」

2005/08/05 (Fri)

[11] +α。
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僕のコト、どれくらい好き?

…そうね、1700kcal。

答えにくい質問…。
だけど言うなればアタシは、
1日の基礎代謝すべてを。

アナタにしか、
捧げていないと思うので。

ほら今だって、
どうやって伝えるかアタシ、
思考焦げつきかけて。

ハテナ浮かべたまま少し、
アナタ不貞腐れても。

つまり、
死ぬまで愛してる。

2005/06/26 (Sun)

[10] 涙。
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無表情に告げたの。
感情の爆弾をアナタに。

だってオカシイじゃない。

アナタでさえアタシの為に、
離れても君は幸せに…なんて
無理に言う事できるのに。

幾らアナタが辛いからとか、
醒めない夢を見たいとか。

ダイキライだもの。
悪いけど未だNOT無関心。
…離れてなんか、
あげないんだから。

2005/06/26 (Sun)

[9] Can't go back!
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ハサミ片手にばっさりと…?
馬鹿らしい…。
長い髪愛でた彼は居ずとも、
アタシ貫く事にした。

それなのに未練の塊。
そう感じてしまった自分が、
少しだけ嫌いになって。

励ます為に着けたの。
指輪に刻んだ言葉が、
弱虫の為の呪文みたいでも。

自身に契約をした。
結ばれたなら代わりに、
海に還そうと思っています。

2005/06/25 (Sat)

[8] フミキリ。
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耳を押し当てて聴いた、
線路が語る不明瞭な未来。

横たわるアタシには煩い…
鐘は何を警告するのだろう。

閉ざされた場所。
開く先に、逃げる事もせず
走る汽車待つなら人数超過。
つかまるところだってナイわ。

轢かれる前に。
それならば自分らしく、
霧向こうにも歩き出そうか…

2005/06/26 (Sun)

[7] コトノアト。
詩人:名無し [投票][編集]

光連れながら透けた原色が、
床に自らを踊らせていて。

ただのガラクタ、硝子球。
彩色兼美…才は投げられた。

欲しがるは最初だけ、いつか
忘れ置かれたギョクになる。

散らばせたアタシ咎めず、
クレナイ覗いてアナタ笑った。

この胸を赤く染めても、
透かされし逆さ吊りの道化。

2005/06/24 (Fri)

[6] 星の王子様。
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…キツネは、さて
そなた化かしたか。

言ノ葉を、
そっと落としていったやら…。

アタシ見つめるもの、
あなた見ていたもの。
…映る移る景色だもの、
風は二度、歌いやしない…

それでも生きる場所だから。

変わりながら今日
変わらぬ為に明日、
静かに眠っているのです。

2005/06/23 (Thu)

[5] Windows
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素直に騙されてくれたら、
君にも見えるよ。

ねぇ、機械越し。
優しいのにデジタル仕様、
愛し君の表情は全て全て
言葉だけが作ってくれるんだ。

アタシそれでも幸せだけど
生暖かい画面に触れて、
我儘に淋しくなったりするの。

“窓”越しにでも。
電波より優秀、圏外知らず…
その赤い糸の先、
もっと抱いていて。

2005/06/23 (Thu)
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