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MANAの部屋  〜 新着順表示 〜


[88] 重さ
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人の命の重さに

かわりなんてないと
言うけれど


どこかで知らない誰かが
旅立ったことには
気づきもしないのに

あなたを失っては
わたしは生きる気力さえ
失うのです

2010/10/14 (Thu)

[87] 今渡し
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人前では気を張って
凜としていたいと思う自分も

正しいと思ったことは
絶対に貫きたいと思う自分も

好きな人に甘い自分も

自分に甘い自分も

そんな自分を許せない自分も

答えを急ぐせっかちな自分も

変化を求めているのに
変化を恐れている自分も

結構冷酷な部分を持つ自分も

優しい気持ちを持つ自分も



全部わたしで


そんなわたしが


あなたのいない
明日がくることを
恐れていることも

明日がこないことを
恐れていることも


全部受け入れて

育って


今日が愛しいのです

2009/10/28 (Wed)

[86] 恋の賞味期限
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実らなかった恋は

思い出へと変わる


実をつけた恋は

やがて愛へと変わる

2009/10/13 (Tue)

[85] 不条理
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どれが本当の自分かなんて
わけのわからないことで
悩んでた時期もあって



弱さをみせる
勇気のないわたしは


失うことがこわいと
生きることがこわいと

誰にも言えなかった




本当は全部自分で
善くも悪くも
全部わたし自身だって


どうして気づいたのか

覚えていないけれど



大人になるにつれて


ますます弱さを
汚れていく笑顔で隠して



言わなくていいものを

自分の醜さばかり
口にする愚かさ


それでも
誰かに認められたい
誰かに受け入れられたい


結局は自分勝手で
独り善がりなまま



理解したつもりでも

自分のことですら
この有様なら




あなたのことなんて

何一つ
わからないままなのかも
しれませんね

2009/07/25 (Sat)

[84] お母さん
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本音を口にするのは
なんだか照れ臭い


ましてや感謝の言葉なんて
こそばゆくて言えやしない



今までの20年間が
こんな娘だったから




好きな人には
感謝してる人には


いつも優しく
できないわたしだけど




本当はいつでも
あなたを想う




もうすぐこの家を出て行く
わたしだけど



あなたにはいつまでも
幸せであってほしいと


どこにいても
願っています




ありがとう
お母さん

2009/07/11 (Sat)

[83] いきてるということ
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ただ息をしていることが

ただ目が開くことが



生きているというのなら



わたしは生きている



死んだように
ひっそりと生きている





心から愛し続ければ

ずっと忘れなければ



生きているというのなら



彼もまた生きている




目には見えなくとも
ずっとわたしの中で


2009/04/28 (Tue)

[82] セロテープ
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君の気持ちに
気づいてしまった日曜の午後


紙袋に詰め込んだ夢と
それを閉じ込めたセロテープ



「後悔」の二文字が
何度も何度もよぎるから


二度と見たくはない
でものり付けする勇気もない




わたしの気持ちに
気づいてしまった日曜の午後


紙袋に詰め込んだ夢と
それを閉じ込めたセロテープ



わたしを惑わせるだけの
よどんだ幸せの意味とか


知らなくていい
知りたくもないけど



本当は忘れたい
でも忘れたくない


わたしの夢は今も
紙袋の中で眠ってる



捨ててしまえたら
なくしてしまえたら
どんなにか楽だろう


でもどんなにか
寂しいだろう





笑顔の予想図をみた
よく晴れた日曜の午後


紙袋に詰め込んだ夢と
それを閉じ込めたセロテープ


いつかおもいっきり
封を開く日まで

2009/02/14 (Sat)

[81] こんなときは、
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きっと

口にしなくちゃダメなんだ。


募る想いが

行き場を失うから。

2008/12/28 (Sun)

[80] あなたがすき
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あしたの風が吹く前に

なんとしても届けたかったの


たいくつ気味な心と

がまんの日々に

すてきなお知らせを一つ。


きっとおどろくかな?

よろこんでくれるといいな



「あなたがすきよ」

2008/11/21 (Fri)

[79] 白い部屋
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落ちかけた日にまぎれ

まだ鳴きやまぬ蝉の声と

顔もしかむようなある夏の夜に


「ただ君に逢いたい」と


一つ、詩(うた)を綴りました



二ヵ月(ふたつき)が経ち

だんだんと薄れゆくヒカリ

だんだんと冷たくなる風


天高いある秋の夜に


届いたのは美しい便りと

一枚の写真

夢追う君の笑顔とともに

わたしに幸せを、一つ



さらにヒカリは薄れ

暗闇が襲い始め


ついに君を待てなくなった


それでも一目逢いたくて

本当の君に触れたくて


「ただ君の手が心残りです」と


最期の詩(うた)を綴ります



季節のない、白い部屋の中で。

2008/10/28 (Tue)
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