詩人:MANA | [投票][編集] |
「夢じゃない」
あなたが横にいること
だけど
「夢だから」
今日も伝わらない
「愛してる」
あなたには届かない
最初からわかってた
自分をごまかしては
愛してもない男に
抱かれる日々
もう終わりにしたい
腐った今日が
夢であればいいのに
でも
「嘘じゃない」
ただ
「あなたに会いたい」
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朝日がわたしを射して
また変わりばえのない
一日が始まってゆく
ため息を一つ
いつもと同じ道に立って
深呼吸を一つ
さぁ
変わるなら今だ
胸の高鳴りに逢いに行くんだ
さぁ
変えるなら今だ
今日を塗り替える勇気はあるか
暗闇の壁飛び越えて
君に笑顔を一つ
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鏡越しの
気のない顔の女が
笑顔もできやしないのかと
わたしを責める
笑い方を忘れたこと
気づいたときにはもう
傲慢なてのひらの中で
今にも絶えそうな花の命を
ただ冷たい眼差しで
見つめていたんだ
明日に気をとられ
間違いから目を背けた
今日を生きることすら
忘れていた
希望を持って
夢を追いかけた
澄みきった少女の瞳から
こんなひどく淀んだ毎日を
誰が想像しただろう
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菜の花が
かわいらしい花を
つけています
足早に過ぎてゆく
季節に追い越されて
花橘の香が
涼しげに香ります
ふと気づく
視線の先には
君の好きな
曼珠沙華が咲いています
時は移ろうけれど
花は移ろうけれど
隣にはいつも君がいて
変わらない笑顔が咲いていて
この幸せが
いつまでもあることを
祈って
祈って
それなのに…
あなたを散らし
連れていった
春一番を恨みます
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君が笑う
その眩しすぎるほどの
満面の笑みを
僕に向けてほしくて
僕のものにしたくて
でもその素直すぎる心には
汚れた僕の手を
差し延べることができなくて
誰かに向けられた
その笑顔を
ただ遠くから見つめてる
僕は意気地なし
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春の桜が
美しく咲き誇るのは
寒い冬に耐え
花咲かなんと願うから
夏の青葉が
きらきらと照り映えるのは
太陽が温かくて
弾む心輝かせるから
秋の恵が
豊に色づくのは
あなた思い
胸焦がし頬染めるから
意味のない今日なんてない
来なくていい明日はない
だから深い雪の中でも
春を信じて明日を願うのです
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嘘のような毎日が
本当に嘘であったらいいのになって
願ってはみたけれど
頬をつねったら
あなたの美しい笑顔は
戻ってくるのかな?
目を見開いたら
あなたの悲しい涙
拭えるのかな?
想ってはみたけれど
現実とはそう
うまくいかないもので
ただ今を生きる幸せを
感じることができたなら
きっと明日の朝日は
眩しくて
美しい