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MANAの部屋


[74] 花雲−HANAGUMORI−
詩人:MANA [投票][編集]

鏡越しの
気のない顔の女が

笑顔もできやしないのかと
わたしを責める


笑い方を忘れたこと
気づいたときにはもう


傲慢なてのひらの中で
今にも絶えそうな花の命を

ただ冷たい眼差しで
見つめていたんだ


明日に気をとられ
間違いから目を背けた

今日を生きることすら
忘れていた


希望を持って
夢を追いかけた

澄みきった少女の瞳から


こんなひどく淀んだ毎日を
誰が想像しただろう

2008/06/02 (Mon)

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