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愛羽遥人の部屋


[175] 君がいる場所へ
詩人:愛羽遥人 [投票][編集]

車を走らせる僕
助手席(トナリ)に君はいない

ペットボトルのフタを開けてくれた君

眠そうに運転する僕に
あくびをしながらも一生懸命 話をした君

タバコをくわえると火をつけてくれた君

ケンカをしたとき無言で窓の外ばかり見ていた君

疲れて寝てしまっても僕の手を離さなかった君

思い出がいっぱい詰まった この車
もう 君と乗ることは出来ない

ぼやける視界は ワイパーじゃ晴れない
思い出と悲しみを乗せ 車を走らせる

君がいる場所へ

2007/10/12 (Fri)

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