詩人:まさと | [投票][編集] |
この街にも あの時と同じ季節が来る
おだやかな陽射の下で 白い花を胸に抱いて
もう会う事はないでしょう 心のどこかでわかってたけど
人々であふれた街の中に溶け込んでいれば
なぜか君に会える気がして 今も
遠くない未来のどこかでもう一度会えたら
あの日途切れた時間をつないで 思いきりだきしめたい
僕らの恋は素敵な本当に素敵な恋だったから
ずっとこの続きを見ていたかったけど もう一緒にはいれなかった 愛しすぎて
大切な思い出は大切なまま部屋に残して行きたいから
時が来たらまたここへ迎えに来ればいい
涙は隠したままで
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変わらない気持ちを 変わり行く季節に失いかけて
昔あんなに好きだった朝が 今は来ないで欲しいと願ってしまう
夢で抱きしめても ぬくもりがない君を壊してしまうだけ
それでもせつない気持ちを 君は受け止めてくれるか 君はまだ消えないでくれるか この朝が夜に変わるまで
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坂道を下った曲がり角 眠れない君が口ずさんでいた歌
恋に不器用な少年が 世界で一番輝く恋に出会う歌
光に揺れながら ざわめきを増す風に包まれ また君を無くしてしまうの
もう少しだけ 抱きしめさせて
君の好きな花が 街路樹を染める頃
君を迎えに来るよ
いつもの曲がり角で 歌をうたって僕を見つけて
世界で一番輝く恋に出会う街で
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窓の外は悲しい雨
誰かの恋が終わりを告げた合図
もう一度あの曲が聴きたい
名前は知らないけど 美しい曲だった
あるはずのない君の姿
今も思い出重ねては探すけど カケラすら落ちていない
魔法が使えるなら あの日に帰りたい
心の傷はこのままでいいから
初めて会った時
とまどう自分を白いドレスで包んでくれた
君は僕の過去の何処かで さまよいながら生きていたんだ
いつか世界の何処かで再び見つめ合えたら
互いの情を重ね そして一つになれればいい
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沈む夕日の彼方に 君と歩いた道がある
またせつない夏が近付く度に 君は元気かと思ってしまう
二人がまだ恋人だった時が 少しずつ小さくなって行く
8月の花火は二人を大人に変えてくれたから
抱きしめたかった 今も君がいたなら もうここにはない あなたの後ろ姿さえ 思い出せないんだよ
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旅立つ季節にも 巡り来る季節にも
かならず遠くを見据えた約束があった
夏が来ればこの道はまた1つに重なり合うから
つまらない事で傷付けてしまった夜も
またひとつ大人になれた瞬間なら
明日はもう少し優しくいようと言い聞かせた
いつかは癒えると信じていた傷は
懐かしい風が吹くと 今もかすかにしみるけど
1人ぼっちで泣いてた時も やがて訪れるこの幸せが
いつもどこかで見守ってくれてたなら
あの日に帰りたいなんてわがままを捨てられるね
胸にしまってる言葉は まだしまったままでいいから
今は振り返らず 昨日に背を向けながら
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君が叩いた扉は 水色の扉
悲しみの中で 次に目指す場所はすぐそこにある
泣いてる時間なんてないんだよ 進まなきゃ時代の壁にふさがれてしまう
笑顔を失ったカスミソウよ ためらいも何もかも捨ていさぎよく枯れるが良い
また歩き出せる その日が来るまで
詩人:まさと | [投票][編集] |
君が残した言葉は 究極の祈りの言葉
未来永劫僕の中で とまどいを打ち消してくれるよ
だから まだ諦めないよ 夢は叶わない方が多いけど
君が歩き続けるなら 泥だけの手と靴でも光りを探し続けよう
凍えるくらい ぬくもりを忘れているこの世界で
かすかな夢をつかみたいから
詩人:まさと | [投票][編集] |
別れの刃に切り刻まれた夜は 決して今日が初めてではないから
もうこの痛みには随分慣れてしまった
全てを賭けて愛し過ぎた代償に しばらく涙が止みそうにないけど
再び輝きを つかみ取る日まで
冬の終りに旅立つ恋よ 忘れかけてた幸せのぬくもりを思い出させてくれたね
背中の羽を切り取られないよう 次の季節へ飛び立ってくれ
そして いつまでも笑っていて 悲しみが多過ぎる時代でも
それがあなたをあの日まで愛したわたしの
決して捨ててはいけない 最後の願いだから